
株式会社エントリー フィールドサポート部 部長 大平晋
スタッフ新聞の読者感想では、「FDの役割が知りたい」「FDという存在を知らなかった」という声をいただくことがあります。
たしかに、現場で見かけたことはあっても、「何をしている人なんだろう?」
「どんな時に頼っていいんだろう?」と思っていた方もいるかもしれません。
そこで今回は、フィールドサポート部部長・大平にインタビューを行いました。
FDとはどんな存在なのか、スタッフさんにとってどんな時に頼れる人なのか、詳しく聞いてみました。
FDって、どんな時に頼っていいの?
―スタッフ新聞の読者感想では、「FDって何をしている人なんですか?」「会ったことがないので、どんな役割か知りたいです」という声をいただくことがあります。
そこで今回は、フィールドサポート部の総責任者である大平さんにお話を伺います。
まず、FDとはどんな存在なんでしょうか?
フィールドサポート部は、フィールドディレクターやフィールドサポーターと呼ばれる、現場を管理する社員やスタッフで構成されている部署です。全国の大人数現場を中心に配置して、スタッフさんとクライアントさんの両方を支えています。
スタッフさんに対しては、一回でも多く、一日でも多くエントリーで働いていただくこと、そして働いた日は安心して、安全に一日を終えてもらうことが大きな役割です。派遣だからこその不安って、やっぱりあると思うので、そこを少しでも減らしたいと思っています。
―“現場を見に来ている社員”というより、“スタッフさんが安心して働けるように支える人”というイメージですね。
そうですね。現場で何か困った時に、「この人に聞けば大丈夫」と思ってもらえる存在でいたいです。
―実際にFDの方は、現場でどんなことをしているんですか?
基本的には、スタッフさんと一緒に作業に入ります。その上で、その日その現場で働いているスタッフさんが、できるだけストレスなく働けるようにサポートしています。
たとえば、作業前の説明や案内をしたり、初めて来た方には基本的な作業手順を説明したり、一緒にやりながら覚えてもらったり。現場によって多少違いはありますが、どこの現場でも共通しているのは、「安心して働けるようにすること」ですね。
―初めて行く現場だと、何をすればいいか分からなくて不安になる方も多いと思います。
そうなんです。せっかく仕事をする気で来ているのに、何をすればいいのか分からないまま時間が過ぎるのって、一番つらいと思うんですよね。
だからこそ、放置されているように感じないようにすることや、困った時にすぐ聞ける状態をつくることは、とても大事だと思っています。
「この雰囲気じゃ聞けない…」を減らしたい
―スタッフさんにとって、FDがいると何が違うと思いますか?
派遣スタッフの受け入れに慣れている現場ほど、どうしても一人ひとりに親身になる感覚が薄くなってしまうことがあります。
スタッフさんの中には、「来たはいいけど、ちょっと放置されているな」と感じたり、「分からないけど、この雰囲気じゃ聞けないな」と思った経験がある方も多いと思うんです。そういう時に、FDがいることで、不安や疑問を拾いやすくなります。
―「分からないことがあったら聞いてください」と言われても、実際は聞きづらい時ってありますよね。
だからこそ、遠慮しないで頼ってほしいんです。
FDは、そのために現場にいます。「悪いな」とか「申し訳ないな」と思わなくて大丈夫です。仕事のことで困った時は、絶対に頼ってほしいですね。
大切にしているのは、“ちょうどいい距離感”
―スタッフさんと接する時に、特に大切にしていることはありますか?
近すぎず、遠すぎず、適切な距離感ですね。友達ではないですし、かといって壁がありすぎてもいけない。人によって心地いい距離感は違うので、そこを見極めるのは難しいんですが、すごく大事なことだと思っています。
あと、上下関係ではなく、あくまで役割の違いだということは、部内でも徹底しています。
―「管理される」というより、「支えてもらえる」と感じてもらうことが大事なんですね。
そうですね。困った時に話しかけやすい存在でありたいです。
信頼は、毎日のやりとりから生まれる
―これまでの中で、印象に残っているFDメンバーのエピソードはありますか?
いろいろありますが、たとえば、もともとお母さんが働いていて、そこから娘さんを連れてきてくれたケースがありました。その娘さんが、今では別の現場でリーダーをしているんです。ご家族を紹介してもらえるというのは、相当信頼していただいていないと起きないことだと思うので、すごく印象に残っています。
―まさに信頼が広がっていった感じがしますね。
最初は「ちょっとだけ働ければいい」と思っていた方が、気づけば長く続けてくださっていたり、リーダーになっていたりすることもあります。
そういうふうに、現場でのやりとりの積み重ねが、また次につながっていくのは本当にうれしいですね。
サンクスカードも、声をかけるきっかけのひとつ
―FDの取り組みとして、サンクスカードもありますよね。
はい。一緒に働いたスタッフさんに、「ありがとう」の気持ちを込めて渡しています。1週間に3枚を目標にしていて、最強のコミュニケーションツールのひとつです。
もらって怒る人はまずいないですし、「こんなことしてくれるんだ」と喜んでくださる方が多いですね。

―言葉にしてもらえるだけでも、うれしいですよね。
そうですね。日々の小さなやりとりって、やっぱり大きいと思います。
数字で見る!フィールドサポート部
現在、フィールドサポート部では、たくさんの仲間がそれぞれの立場で現場を支えています。
社員:35名 アルバイト:16名 サポーター(スタッフとして就業):75名
現場で働くスタッフさんの安心を支えるために、こうした体制で日々動いています。
―最後に、これから働くスタッフさんや、まだFDに会ったことがない方へメッセージをお願いします。
まだ全国すべての現場に社員を配置できているわけではありませんが、できるだけ多くのスタッフさんに、こういう存在がいるんだと知ってもらえるようにしていきたいと思っています。
現場でFDに会った時は、ぜひ遠慮せずに頼ってほしいです。
分からないことがある時、不安な時、ちょっと聞きづらいなと思う時こそ、声をかけてください。そのために、僕たちはいます。
初めての現場で不安な時。何をしたらいいか分からない時。聞きたいけれど、聞きづらい時。
そんな時に、間に入って支えてくれる人がいるだけで、働きやすさはぐっと変わります。
FDは、ただ現場にいる人ではなく、スタッフさんが安心して働けるように支える存在です。
もし現場でFDに会った時は、「頼っていい人なんだ」と、ぜひ思い出してみてください。
