――運営企画部が支える信頼と品質――

2020年入社、事業企画部 運営企画グループ 椛山成美さん
一児の母である椛山さんの元気の秘訣は、小さくこまめにリフレッシュ!
ハンドクリームを塗って気持ちをリセットしたり、疲れたときはショートケーキやかき氷を自分へのご褒美にして癒されている。
―運営企画の主な仕事内容を教えてください。
はい。主な業務は、スタッフ登録に関する品質管理、コンプライアンスチェック、集計業務、それからスマジョブや、スマジョブと連動する社内の基幹システムの開発・改修を行っています。また、稼働を促進するキャンペーンの企画やマニュアル作成など、業務は多岐に渡ります。
―開発している基幹システムは、現場の業務にどのように関わっているのですか?
基幹システムでは、スタッフさんの管理と就業先の受注の管理、全ての管理をそこで一括して行っています。例えば、スタッフの皆さんが見ている「スマジョブ」内のお仕事情報は基幹システムで各支店のコーディネーターが入力されたものが反映されています。
外部のシステムを使わずに、基幹システムの開発に社内の人間がこうして直接関わっている事は、珍しいケースなんじゃないかなと思っています。
そのため、「もっとこうしたい」「ここが使いづらい」「法改正があったためこのチェックをできるようにしたい」などの改修がスピーディーに行えるのがメリットです。
実は週に一回、ハッピーズやスマジョブの改修が入るので、常にアップデートしているような感じです。
現場の意見を定期的に拾い上げ、使いやすくなることで業務効率があがり、より安心安全なサービスが提供できることに繋がっています。
―私自身も普段の生活のなかで色々なサイトを使いますが、そんなに毎週アップデートして進化していくアプリ見た事ないです。いい方向でアップデートするとはいえ変更点があるとオペレーションが大変になったりするのでは?
はい。スマジョブだけでなく「常にスタッフ目線」をモットーに業務改善を続けているのですが、運用が大きく変わったりすることによって忙しい現場を混乱させてしまう可能性もあります。なので、どちらか一方に偏りすぎないよう、常にバランスは大切にしています。アップデート自体はスタッフの安全や働きやすさのために行いますが、新しい運用を伝えるときには、なるべく現場の人たちにとって分かりやすいマニュアルを作って、「これならすぐに使えるな」って思ってもらえるように、いろいろ工夫するようにしています。
―最近のアップデートでの一押しは?

いまの時代ってレストランや美容室を選ぶ時も結構、皆さんクチコミを気にすると思うんですが、クチコミを見てある程度イメージをしてからバイト先に行けることで、希望との相違が起こりづらかったり、大変なことでもある程度覚悟して臨めると思うのですごく良い機能だと思ってます。

あとは、スマジョブのマイページにカレンダー機能がつきました。すでに多くのスタッフさんに活用いただいているのですが、この機能により「この日働けるよ」っていう日をご自身で事前に反映できるので、その時点で希望のお仕事が見つからなかった場合に、新着お仕事の案内が来たりします。働ける日を反映してから働いてくださった方限定で「エントリーポイント」が付与されるキャンペーンも行っていますので、まだご存じでない方はぜひ見てみてほしいです。
― 「人」や「労働」、そして「派遣」については様々法律がある中で、安心安全にスタッフに就業いただくために日々チェック業務を行っているそうですね。特に大変な業務はなんですか?
法令順守はもちろん最優先なので、どの業務も慎重に対策していますが、この仕事をしていなかったら、なかなか覚える機会がなかっただろうなと思うのが、外国籍の就労者の管理です。
外国籍の方って、本当にたくさんの在留資格で日本に滞在していて、その資格によってはアルバイト自体ができない方もいれば、1週間や1日の中で働ける時間が細かく決まっているケースもあるんです。
そういったルールって普段の生活ではなかなか触れることがないので、最初は覚えるのに苦労しました。
ただ、エントリーでは年に数回、全従業員を対象にしたコンプライアンステストがあって、その中でも外国籍の就労ルールや派遣法に関する問題が出されるんです。
そのテスト勉強と日々の実務経験を重ねるうちに、少しずつ理解も深まって、自然と身についていきました。
そしてエントリーの特有のチェックとしては、年少者(18歳未満の登録者)の就業状況の確認です。登録の半分以上が学生なので毎日非常に多くの学生に就業いただいているのですが、18歳未満の学生も残業の禁止や、21時以降の就業し禁止という法令があるので、毎日ルーティン業務として欠かさずチェックを行って、絶対に法令違が起こらないようにアラートを出しています。
子育てを経て気づいた、人を想う仕事の在り方

―椛山さんは、初めから運営企画の仕事を希望して入社を?
入社して今年で5年になるのですが、実は私、1児の母なんです。
大学生の時に不動産を勉強していて、大学2年生の時に宅建を取ったので、元々は不動産会社に行こうかなと思っていたのですが、当時はまだ子供も小さく、もっと時間に融通きくところがいいなと思ってアルバイトで働ける事務職を探しました
そんな中で見つけたのが、ルーティン業務のチェックなどを行う事務職の募集をしていたエントリーでした。
―時短勤務のママさんワーカーから、今では社員としてエントリーのサービス向上に貢献していますが、そのきっかけは?
うーん。社員登用の時にまず意識は変わったんですけど、第2の転機になったのは、約2年前のスマジョブのリニューアルプロジェクトに参加したことです。
自分の意見が実際に採用されたり、「ちゃんと一員として関わってるんだな」って実感できたりして…。その時に初めて、自発的に「こうしたらもっと良くなるんじゃないか」って思いながら意見を出すようになったんです。それはすごい大きな転機になりました。
気づいたら、他の求人会社のアプリを自分のスマホに入れて、日常的に研究するようになっていて(笑)。「この機能、エントリーにも取り入れたらもっと良くなるかも」っていう視点で、どんどん良いところを反映できるようにしていました。
「もっと良くしたい」っていう気持ちが、自分の中で込み上げてきたのを覚えています。
当時のサイトは、正直ちょっとデザイン的に「真っ青!」っていう感じで…。見やすさや使いやすさの面で改善の余地がありました。なので、エントリーらしさを残しつつも、「見やすさ」「使いやすさ」を重視して取り組みました。
特に力を入れたのは、出発打刻や到着打刻の部分です。以前は一番下のページにあって分かりにくかったのですが、今はどこにいて、今何をすべきかがリアルタイムで分かるような仕組みにしたことで、終了報告を忘れてしまう方もかなり減ったと思います。

実際に、リニューアル後に実施したスタッフアンケートでは、8割以上の方から「良くなった!」という声をいただけて、本当に頑張ってよかったなと実感しました。
―子育てを経験しているからこそ、今の仕事で活かせていることは?
子どもを産んでから、価値観がガラッと変わったんです。当たり前のことなんですけど、よく考えたら、みんな誰かの子どもなんですよね。それに気づいてから、人のことがすごく好きになって、一人ひとりを大切にしたいという気持ちが強くなりました。
スタッフさんだって、みんな誰かの大切な人。だからこそ、ちゃんと寄り添っていきたいなって思うようになって。そう思えるようになってから、自分が働くことに対しても、すごく前向きになれたと思います。
企画って、「今ある問題をどう良くしていくか」を考える、すごくポジティブな部署だと思うんです。だからこそ、企画部に入ったことで、子育てで壁にぶつかるような場面でも、「じゃあ、どうしよう?」って前向きに考えるクセがついた気がしていて。子育ても仕事も、お互いに影響し合ってるなって感じますね。
―これからの展望は?
最近は、求人まわりに携わることが多くて、いろんな記事や内容、プロジェクトに参加しています。そこで今取り組んでいるのが、「どうしたら求人情報がしっかり伝わるか」という部分。派遣先の求人についても、ちゃんとお手本となるような見本を作って、それを現場に展開することで、エントリーの魅力をもっと高めていけたらと考えています。
一方で、バイトルやindeedなどの外部求人に掲載している、新規登録者向けの求人も担当しています。まずは登録者の最初の入り口を整えて、ゆくゆくはスマジョブに掲載していく求人内容自体も、もっと良く変えていけたらなと。
求人って、たとえ時給が同じでも、伝え方や言葉の選び方で印象が全然変わると思うんです。ほんの一言の違いで、求人が読まれずにスルーされることもありますし、逆に、しっかり伝わればエントリーしたくなるはず。だからこそ、伝え方や表現にはこだわっていきたいです。
支店向けのマニュアル作成や、スタッフへの告知でも同じで、伝わらないと問い合わせが増えたり、勘違いからクレームにつながってしまうこともあると思うので。求人ひとつとっても、「どうやって伝えるか」はとても大切だと感じています。


