身だしなみと一つで印象が変わる!心理の動きを学ぶ

身だしなみ

 同じ空間にいる人は、はたから見れば千差万別。人ごとに能力や感覚、性格が違う人同士が一緒に行動し成果を上げる目標を軸にして働く場では、特に、個性に注目したくなります。
 「人間やっぱり中身で勝負でしょ」という言葉も聞こえてきそうですが、その中身を知るまでに与える印象によって、相手の接し方や関わり方が変わってきます。
 第一印象を大切にし、その後の関係をスムーズに進めることが、お互いに勘違いや思い違いによる時間のロスを軽減することにつながります。では、第一印象は何で決まるか…。ズバリ身だしなみです。

〇相手の自分に対する印象は3秒で決まる

 初めて会った時の相手に対する印象は、はっきり言ってしまえば「見た目」による判断が大きいのです。初めまして、と挨拶する前の段階、すなわち相手が自分を初めて見たときから数秒で、自分へのイメージはほぼ決定します。
 これは有名なアメリカの心理学者、メラビアンの研究によるもの。「メラビアンの法則」という言葉を聞いたことがあるでしょう。

●身だしなみこそが自分の人となり

 人は、初めて会った人と言葉を交わす前に、おおよそのイメージを抱きます。ということは、身なりを見てイメージをほぼ決定してから、その相手に対するイメージを元にしてコミュニケーションを開始することになります。
 仮に、髪が伸び切ってスーツがヨレヨレの相手を見たとき、それが初めて会った人ならきっとあなたは「身だしなみに気を使わない」だけでなく、その先に「だらしがない・不潔・緊張感がない」という印象を枝葉のように張り巡らせていくでしょう。そして、その印象に基づいて、あなたは相手に対して話しかけたり、反応したりするはずです。
 第一印象は強烈に残り、その印象は簡単に覆りません。短い時間で好感を持たれるためには、やはり身だしなみをきっちりと整えておくべきです。

●しぐさや表情が与える心理的効果

 また第一印象は、身なりに加えてぱっと見たその時、相手がした動きや表情によっても大きく左右されます。例えば、たまたま相手を見た瞬間に、その人が笑っていれば良い印象が残るでしょうし、きょろきょろと四方を見まわしていれば、不慣れ・落ち着きがない印象を持つでしょう。
 落ち着いた物腰で話をする人は、きっと多くの人が好感を持ちます。自分が話しかけるときも、妙な緊張感を持たずに接することができそうなイメージが働くはずです。
 人の様子や動きが与える心理を想定すれば、やわらかい・利発な・(立場上)自信がある・わずかなことでも動じない・学や意識が高そうだ、といったような印象を相手に与えることすら、コントロールが可能だということになります。自分が理想的だと思っている人物像や実在の人を思い返して、その人の行動や身だしなみに学ぶと、自分の印象も理想に近づけられるかもしれません。

 人と会う場面では、やはり身だしなみに最大限の気を配り、相手に良い印象を残すように意識をしましょう。本当の自分を理解してもらう前に、マイナスのイメージから付き合いがスタートしてしまうと、機会ロスや時間ロスを招きます。会う回数が限られている人ほど、ファーストコンタクトは万全の準備で臨みましょう。そして、次につながる付き合いをスタートさせましょう。