新卒者の通年採用と一括採用の違いとは?

新卒就活ガイド

新卒の採用に「通年採用」と「一括採用」という形式があるのをご存知でしょうか?最近では、ちらほらと通年採用という言葉を聞きますが、その意味と違いとメリット・デメリットを見ていきましょう。

二つの採用形式

これまでの採用形式の多くは、一括採用でした。この一括採用は一般的に、就活シーズン(就職活動)が限定されているものをいいます。その対比として、最近使われているのが「通年採用」です。通年採用は、1年を通じて企業のタイミングで行う新卒や中途での採用形式です。

二つの大きな違いは、一括採用の場合は「採用する期間」決まっていることで、他社と同じ時期に選考を始めます。また、通年採用は採用選考の時期も決まっておらず、その企業のタイミングで行います。

通年採用は、一般的に外資系企業では以前から実施しているところが多かったのですが、最近になって大手の企業やIT系・ベンチャー企業などが取り入れたことで広まり、年々増加しています。

増加の理由

通年採用が増加している理由としては、大手の企業がこの採用形式を取り入れたことです。
それまでは、新卒採用は学生の勉強する時間が確保できるように「就活協定・就活ルール」によって、選考時期を大学と企業が決めていました。

しかし、最近ではそのルールに賛同しない企業が早い段階で新卒採用を行ったり、インターンシップで学生を確保し始めたために就活の早期化が止まらない状態でした。しかし、2018年に「就活ルール」が廃止されました。それまで、経団連の主導によってなされてきた一括採用をしなくてもよいことになったのです。

それぞれのメリットとデメリット

通年採用の広がりは、学生や求職者・大手の企業にはメリットが大きいといえますが、中小企業にはデメリットも生じてしまいます。それでは、一括採用と通年採用のそれぞれのメリットとデメリットは何なのでしょうか。下記で見ていきましょう。

企業側のメリットとデメリット

〇中小企業のデメリット【通年採用】
1.通年採用の広がりによって、中小企業の内定をもらった後であっても大手の企業の採用試験を受けることができるようになるため、内定を辞退する学生が増えることが考えられます。

2.通年採用は時期が決まっていないため、中小企業はそれまで就活期間のみですんでいた有料ポータルサイト・求人広告などの費用が長期に渡ってかかります。

〇企業側のメリット【通年採用】
1.一括採用とは違い、決まった期間に何人もの選考をすることがなく、他社との競合を気にせずゆっくりと選考が行えます。

2.留学生や外国人などにも対応ができます。これまで、一括採用では間に合わなかった9月卒業の留学生などにも対応できるようになることで、グローバルな人材を得ることができます。

学生側のメリットとデメリット

〇学生側のメリット【通年採用】
1.取捨選択をする必要がなく、応募を受け付けている企業なら時期をずらして全てにエントリーすることができます。

2.応募の期間が決まっていないため、忙しい試験期間などを避けたり多くの企業に無理にエントリーする必要がないため、時間に余裕を持って準備ができます。

〇デメリット【通年採用】
1.採用の枠が通年採用の場合は、少ないため(採用枠が1~2人)厳しいこともあります。

2.中途採用と同じく扱われることもあり、既卒3年以内を新卒として採用する会社もあるため、求められるのはほぼ同じスキルや経験となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?二つの違いがわかって頂けたと思います。通年採用の適用は、2021年に卒業する学生からになりますが、メリットとデメリットをきちんと把握して就職活動に挑んでください。

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