――「気持ちを理解して寄り添う」ために、心理学から学んだこと――

2017年入社、関西フィールドサポート部 リーダー 梶本 光洋
趣味はカラオケ(モンゴル800や乃木坂46)、休日は定期的に神社に行くことが楽しみ
十八番はモンゴル800のあなたに・小さな恋のうた
派遣スタッフとして働く人にとって、現場に立つフィールドディレクター(FD)の存在は、時に不安をやわらげ、時に背中を押してくれる心強い味方だ。今回は、エントリー歴8年、FDとして現場に立ち続ける梶本さんに、その想いや原点を伺った。
―梶本さんはエントリーに入社して、今年で何年目ですか?
8年目になります。
―もともと人材業界を希望していたんですか?
いえ、大学では心理学を専攻していて、人と関わる仕事をしたいという想いから、最初は介護職を志していました。就職活動中に人材派遣の存在を知って、合同説明会でエントリーに出会ったんです。当時、寺本社長や人事の方の人柄に惹かれて、「ここで働きたい」と自然に思えました。
―今はフィールドディレクター(FD)として活躍されていますが、入社当初から希望していたんですか?
もともとは営業職志望でした。でも、面接の中で過去の物流の経験を話すと「FDに向いているのでは」と声をかけていただいて。チャレンジする気持ちで選びました。
―実際、FDになってみてどうでしたか?
最初は本当に何も分からず、右も左も分からない状態でした。スタッフさんとの接し方にも戸惑いが多くて、「こう言えば伝わるはず」と思って話しても、全然通じない。常識が通用しないことに驚きました。
「できない」にも理由がある。だから、まずは一緒にやってみる
―今ではスタッフさんからの信頼も厚いと聞きますが、どんなことを意識して関わっているんですか?
最初の頃は「なぜできないんだ」と苛立つ気持ちもありました。でも、いろんな人と接する中で、「できない」には理由があると気づいたんです。苦手意識、不安、過去の経験…そういった背景を想像できるようになってきて。今は「まず一緒にやってみよう」と声をかけて、その後に合うやり方を一緒に考えるようにしています。
―まるで、心理ケアのようなスタンスですね。
心理学を学んだことは、間違いなく今の自分の支えになっています。100%理解はできなくても、「どうしたら相手に寄り添えるか」を考えるきっかけにはなりました。
―「寄り添う」って難しいですよね。どこまで踏み込んでいいのか…。
だからこそ、「できない」と言われても否定せず、一度は挑戦してみる。一緒にやってみて「やっぱり無理だね」となったら、次の方法を考える。そうやって小さな成功体験を一緒に作っていくことが、自分の役割だと思っています。
―素敵ですね。実際、スタッフさんの可能性を引き出す関わり方が、多くの人に信頼される理由なのかもしれません。昔と比べて、自分自身が変わったと感じることはありますか?
ありますね。昔はできないことがあると、それを隠そうとしていました。でも今は、「できない」と素直に認めたうえで、「じゃあどうするか」を考えるようになりました。プライドが邪魔してた部分もありましたが、それを手放したことで、人との関係も自分自身も楽になった気がします。

―最後に、エントリーで働くスタッフさんへメッセージをお願いします。
現場で働いてくださるすべての方に、感謝の気持ちを持っています。私たちFDは、皆さんが安心して働けるように全力でサポートしています。困ったことがあれば、ぜひ頼ってください。一緒に「できること」を増やしていきましょう。
