
田中あゆ美
エントリー東海支社でコーディネーターとして働き、今年で勤続11年目を迎えるベテランスタッフ。コーディネーターとして、登録スタッフとお仕事をマッチングさせ、スタッフが安心して働けるようにきめ細やかなサポートを行う重要な役割を担っている。「彼女なしでは仕事が進まない」と職場でも言われるほど、欠かせない存在だ。そんな田中さんに、今回はお話を伺いました。
「明日の自分」が気持ちよく働けるように。
ー 1日のお仕事の流れを教えてください。
10時に出勤したら、まずスタッフの出勤確認。その後、まだ人数が充足していない翌日のお仕事をリストアップし、経験のあるスタッフにLINEや電話で提案します。問い合わせ対応や求人掲載も並行して行い、毎日ドタバタです(笑)。夕方には勤怠表をお客様に送ったり、スタッフさんに連絡をしたり、18時に終業。毎日あっという間です(笑)。
ー かなりお忙しそうですね。ストレスは溜まりませんか?
溜まります(笑)。でも、相手のキャラクターは変えられませんから、それを受け入れつつも、言いたいことはちゃんと伝えて、自分の中で毎日スッキリさせることを意識していますね。仕事も持ち越さず、その日のうちに終わらせるよう心がけています。毎日忙しいですが、「明日の自分」に迷惑をかけないように(笑)。そうすれば、毎日気持ちよく働けますから。
「共感すること。感謝すること。届けること。それが大切。」
クレームを言われることもありますが、あまり気になりません。「なるほど、そう思うよね」と共感できる点が多いので、しっかり話を聞くようにしています。それより、スタッフさんがエントリーのお仕事を選び続けてくれることが本当に嬉しいんです。他にも仕事はたくさんあるのに、エントリーを選んでもらえることに感謝しています。だからこそ、「お疲れさまです」「ありがとうございます」という言葉を、いつも忘れずに伝えるようにしています。
ー スタッフさんへの対応で、ほかに心がけていることはありますか?
これは基本中の基本ですが、持ち物等、必要な情報がスタッフさんに伝わらないことを避けるために、稼働前にお送りするメールの内容をしっかりとチェックしてから送っています。自分が派遣される側の目線に立って、必要な情報をしっかり伝えることが大事だと思っています。
あとは、スタッフさんの希望を営業に届けることも大切にしていますね。時短勤務を希望するスタッフが多いので、営業を通してお客様に交渉してもらうこともあります。
とくに若いスタッフさんたちは、働く意欲がとても高いんです。だから、彼らの要望が叶うようにできることをしたいと思っています。
道を決めず、流れに身を任せる。与えられた場でサポートすることが私らしいのかもしれない。
ー どんな仕事をしている時が一番楽しいですか?
電話対応の仕事が多いんですが、問い合わせに対応するのは好きですね。自分が他の仕事でどんなに忙しくても、あまり苦じゃないんです。スタッフさんが働き続けてもらえるようにお世話することが、好きなのだと思います。
だからつい、職場でも、困っている人がいないか探すことが癖になっています(笑)。みんなが良い状態でいて欲しいので、気になる人に声をかけたり、できるアドバイスをしたりしています。
私はあまり強い意思はないタイプなんです。学生時代のアルバイトで歯科助手をしていたんですけど、その流れでそこに就職しました。それに、エントリーも、短期派遣のバイトをしようと思って面接に行った流れで、そのまま働くことになったんです。
自分の人生を振り返ると、「こうしよう!」と決めずに、気づいたらそうなっていた…ということが多い気がします。流れに身を任せたり、何事も受け入れて、その中でサポートすることが好きなのかもしれません。

社会のつながりを知る場所、それがエントリー。
ー では最後に。田中さんにとって「エントリー」とはどのような場所ですか?
世の中にはたくさんの会社があって、それがすべてつながっていることが、エントリーで働いてわかるようになりました。街で走るトラックを見て、「あ、取引先の会社だ」と思ったり、おにぎりを食べても「あの会社の方々が作ってくれたんだな」と感じたり。社会の仕組みやつながりを、より深く知ることができた場所ですね。
そして、ただ短期派遣スタッフとして働こうとしていた私に、エントリーの従業員として働くことを提案してくれた専務にも感謝しています。