「最初は“よくある派遣会社”だと思っていた」——そんな第一印象が、今では「朝4時でも8人揃えてくれる、信頼のパートナー」に変わった。現場の課題に寄り添い、誠実な対応を積み重ねてきたエントリーの姿勢は、担当者同士の想いと共に、確かな信頼として引き継がれている。人と人、現場とスタッフをつなぐその歩みを、担当者たちの対話から紐解いていく。

この記事の取材協力者様
ロジスティード西日本株式会社 中国第二営業部 岡山AE営業所
岡山県を拠点に、構内作業や物流オペレーションを中心とした現場業務を展開。安全・確実なサービス提供と、現場スタッフとの密な連携を通じて、安定した物流体制を支えています。
石田様 広島県出身/趣味はYoutube鑑賞/ラーメン(二郎系)/野球(広島カープ)/物流一筋約16年
勝田様 奈良県出身/休日は1歳になるお子さんと遊ぶことが楽しみ/物流一筋約18年
―エントリーと出会った頃の印象をお聞かせください
石田さん:エントリーとの付き合いは2019年ぐらいだったような気がするんですけど。当時の岡山支店の営業マンが営業に来たのがきっかけですね。たしか、最初は南大阪営業所で取引があった関係で、営業に来られたんだと思います。
その時は正直、「ああ、よくある派遣会社の営業だな」っていうくらいの印象でした。
派遣会社さんって本当にたくさんありますし、特別な印象はなかったですね。
勝田さん:そうそう。そこからスポットでエントリーを使うようになったんですけど、最初の頃は派遣依頼したのも1人ぐらいでしたね。
石田さん:当時よくスタッフが稼働中に「この人働いてますか?」って電話がかかってきたんですよ。本来なら、エントリーさんから稼働前に出勤確認の連絡が来るべきなのに。しかも、電話をくれるのは、事務所じゃなくて現場だったんです。それが何回もありましたね…「なんでこっちに電話かけんねん!」って腹立って怒った記憶ありますね(笑)
勝田さん:最初の始まりの頃そうでしたね。「来うへんとおもたら、来るんかい!(出勤予定のスタッフが就業時間ギリギリまで来ないから欠勤かと思ったら来た)」とかそんな印象でした(笑)
藤原:そこから2023年くらいまでは、正直あまり多くの人数を派遣できていたとは言えません。多い日でも1日1人か2人くらいの稼働だったと思います。それが変わり始めたのが、2023年の後半くらいからですね。
―2023年の後半から稼働人数が一気に増えたきっかけを教えてください
石田さん:そうですね。当時、営業担当だった小笠原さんと「明日何人派遣できますか?」みたいなやりとりをして、調整しながら少しずつ依頼人数を増やしていった記憶があります。
2023年の年末くらいだったと思うんですが、試しに今まで依頼をしていなかったチルドの現場にも短時間の枠で数名派遣してらもらうようになり、「短時間でも大丈夫です、しっかり人を集めますよ」と言っていただいて。実際にしっかり対応してくれていましたね。そのころから、ドライの現場と並行して安定した人数の派遣をしてもらって、少しずつ信頼関係が築かれていったように思います。
―自社の早朝シフトに人が集まりにくかったとか…その課題、どう乗り越えたんですか?
石田さん:やっぱりネックだったのは、朝4時からの出勤ですね。本当にここが一番の課題でした。なかなか集まりにくくて、大変でしたよ。
勝田さん:本当に。全然集まらなかったですね。
石田さん:まさかこのエリアで、朝4時から9時までの5時間勤務に、ちゃんと人が集まるなんて…。そんな現場、他にあるんですか?本当にすごいですよ。エントリーさん、朝4時スタートで8人集めてくれるんですから!
藤原:最初のころは、なかなか人が集まらなかったんですが、今は就業環境をしっかり整えていただいているおかげで、スタッフさんが全然離れないんですよ。ありがたいことに、みんな続けて来てくれてます。
石田さん:でも現場は7℃とかで寒いし、重たい物も多いし、そんなに良い環境とは言えないかもしれないですよ。
中村: 作業自体が大変なこともありますが、ロジスティードさんは人間関係がよく、働きやすい現場です。エントリーのスタッフ同士も仲が良く、現場の社員さんたちも優しいという声が多く、これまでクレームのような声はほとんどありません。
1 日だけのスポット勤務って、緊張や不安があるものなんです。でもロジスティード様の場合は、社員の方々が「○○さん、おはよう!」って、スタッフを名前で呼んでくださるんです。これについては「とてもモチベーションが上がる」という感想をよく聞きます。
石田さん:確かに、ちゃんと名前覚えていて声を自然に声はかけているね。まあ、でも2、3回きたら覚えます。
勝田さん:関係性が出来てきている人には下の名前で呼んでいる事もある。
石田さん:でもそうやって、せっかくモチベーションに繋がるキッカケにもなっているならこれからも意識していかなきゃいけないね。
中村:そういう「ちゃんと見てもらえてる」感覚があると、働く側としても「また来たい」って自然に思うんですよね。リピート率が高いのは、現場の皆さんが、派遣スタッフを“自社の一員”のように接してくれてるからだと思います。
エントリーでは「口コミ制度」という形で、派遣先で働いた後のスタッフの声を集めているのですが、そこでも高評価が続いています。たとえば、勤務終了後に「またこの現場で働きたいと思うか」「就業環境はどうだったか」「求人内容とのギャップはなかったか」といった項目を星評価で答えてもらっているのですが、そこにも現れています。
―作業が多少大変でも人間関係は大事なんですね。実際の評価はどうですか?
中村:「また働きたい」がもう…99.9%です!(口コミ制度の結果を見せながら)たまに「ちょっと自分には合わなかったので今回は…」という方もいらっしゃるんですけど、それ以外はほぼ全員が「またここで働きたい」って回答してくださってます。
石田さん: え、そんなに?すごいですね…!大変な仕事だと思うけど、それだけの声が集まるのは嬉しいし、ちょっと誇らしいですね。
柔軟に動ける対応力と、努力を惜しまない姿勢に信頼
―現在、エントリースタッフの印象はどうですか?
石田さん:とにかく柔軟で真面目な方が多いです。急な変更にも「大丈夫ですよ」と快く応じてくれて、ドライからチルド、チルドからドライへの配置転換もスムーズに対応してくれます。
本来なら体力的にも負担がかかるはずですが、それでも嫌な顔ひとつせず動いてくれる。その姿勢に、いつも助けられています。
最初は不安だった方も、努力して成長していく姿を見ると、本当に頼もしいなと感じますね。
―作業内容や気温差のある現場で、急な変更に戸惑うスタッフもいると思いますが、クレームを防ぐためにどんな配慮をされていますか?
―中村さん: まず、求人内容にもきちんと記載しますし、変更の可能性があることは事前にメッセージでも伝えるようにしています。人気のある現場なので、応募が多すぎて採用に漏れてしまう方も多いんです。そのため、依頼の頻度や採否のタイミングなど、分かる範囲でなるべく前もってお伝えするようにしています。スタッフにとっては、「不安なく挑戦できる」「次に繋がる可能性を感じられる」ことが、信頼や安心感に繋がっています。
増員依頼があった時にお願いしたいと感じるスタッフさんには、『次の増員で入れるようにするから、待っててくださいね』とあらかじめ声をかけたりしています。
石田さん:そんな細かくやってるんだ。さすが。
―飲料水などの重量物を扱う仕事の場合、応募を躊躇するケースが多いと思うのですが、どのような工夫をしていますか?
中村:そうですね。当社での過去の就業経験とかを見て“この人はたぶん合わないな“と思ったら、無理にすすめないようにしています。逆に、週1~2回くらいなら体力的にも「大丈夫」と言っている人にはちゃんと内容を伝えて、「作業はちょっと大変かもしれないけど、聞けばしっかり教えてくれるし、難しい仕事じゃないから大丈夫。ここは安定してずっとお仕事があるから一度行ってみない?」っていう感じでお話します。最初の一歩を踏み出してもらう、っていうところを大切にしていますね。
小さな報告の積み重ねが、大きな信頼に
―数年かけてお付き合いさせていただきましたが、これまでのお話を伺って、御社から信頼を得られているような印象を受けました。もしそうであれば、具体的なきっかけについてお聞かせください
石田さん:そうですね、やっぱりエントリーの前任の営業担当者小笠原さんとの最初の頃のやりとりが印象に残ってますね。真面目で真摯で、それは言葉だけでなく態度や対応からも伺える。具体的には、依頼した人数が集まらなかったような厳しいな局面で「今はこういう状況です」「もう少し頑張ってみます」と、しっかりと共有してくれることです」そういう細やかな報告があることで、こちらも安心できましたし、信頼につながっていったと思います。
今ではその姿勢を中村さんがしっかり引き継いでいて、スタッフの確保や増員の準備についても、「まだ確定はしていませんが、念のためリピートスタッフにはスケジュールを聞いておきますね」と先回りして動いてくれていて。「ああ、ちゃんとチームで信頼関係を築いてくれてるんだな」って感じますね。
