スタッフさん達に聞く「チーム型派遣」のリアル


東海エリアの大手物流センターの現場で、エントリーのスタッフとFD(フィールドディレクター)が“チームエントリー”として現場を支えています。今回はそのメンバーに座談会にご協力いただきました。
「チーム型派遣って実際どうなの?」「FDがいると何が違う?」現場のリアルな声を、そのままお届けします。

エントリーに入ったきっかけと、今の役割
― まずは、エントリーに入ったきっかけと、今のお仕事を教えてください。
植松さん:
5年くらい前ですかね。コロナ禍で緊急事態宣言中、単身赴任で名古屋に来ていたんですが、家にいるとお酒飲んだりダラダラしてしまって(笑)これは体に良くないなと。
空いている時間を有効活用したくてネットで探していたときに、最初に出てきたのがエントリーでした。いまは土日に現場の管理をする立場で入っています。
河合さん:
私は2年くらい前です。別の仕事をしていたんですが、隙間時間にできる仕事を探していて、友達がエントリーで働いていたのがきっかけです。今は平日の現場管理を担当していて、社員さんとのやりとりや作業の振り分けなども任されています。
渡澤さん:
私は他社のスキマバイトに登録して働いていたときに知り合った方から『エントリーいいよ』と紹介してもらったのがきっかけです。1年半くらい前に登録して、今は新人さんへのトレーニングをメインに、現場での作業を教える役割が多いです。
関口FD:
私はFDとして、全体の統括と企業さんとの窓口をしながら、この3名を含むメンバーでフォーメーションを組んで、日々の現場運営をしています。
「チーム型派遣」って、何が違う?
― エントリーの特徴でもある“チーム型派遣”。実際に働く皆さんはどう感じていますか?
植松さん:
この現場に限らずですが、エントリーの現場って“10人いれば10人で仕事をやり切る”意識が強いと思います。誰か1人が突出して頑張るというより、全員でやり切る。そのためにも“和を乱さないこと”はすごく意識しています。自分だけ勝手なことをしない、みんなを巻き込んでいく、というのは常に心がけています。
関口FD:
本来、派遣って“個人プレー”になりがちなんですけど、ここではFDを中心に小さな“チーム”として動いています。ただの組織というより、“絆”や“信頼関係”でつながっている感覚ですね。
FDがいる現場は、何が“やりやすい”?
― 他社のスキマバイトと比べて、FDがいることの違いってありますか?
渡澤さん:
他社のスキマバイトで働いていたときは、現場に行って何か困っても、直接その会社の社員さんにしか聞けなかったので、正直けっこう心細かったです。
エントリーの現場にはFDさんがいてくれるので、分からないことはすぐ聞けるし、丁寧に教えてもらえる。“ほったらかしでとりあえずやる”じゃなくて、ちゃんと確認してから進められるので、すごくやりやすいです。
河合さん:
現場の社員さんに頼りにくいことって、やっぱりどうしても出てくるんです。そういうときに間に立ってくれるFDさんの存在は大きいです。スタッフ同士での人間関係の悩みとか、言いづらい話も関口さんに相談して、対応してもらっています。
植松さん:
誰かのミスや人間関係のトラブルって、本当は社員さんには言いづらいことも多いんですよね。そういう“でも放っておけないこと”をFDさんに伝えて、一緒に相談しながら解決していけるのは、エントリーならではだと思います。
関口FD:
僕自身も元々はスタッフ出身なので、スタッフ側の気持ちはよく分かるつもりです。
ただ、スタッフ寄りになりすぎると企業さんの視点が見えなくなるので、“ちょうど真ん中に立つこと”を大事にしています。
初めて来たスタッフさんが“また来たい”と思えるように、疎外感を与えない接し方も意識しています。
正確さとスピード。厳しい現場で信頼を得るには?
― 物流現場では「正確さ」と「スピード」が両方求められますよね。普段、どんなことを意識していますか?
渡澤さん:
私は“ピックミスは絶対出さない”ことですね。
最初は積み方もよく分からなくて、何度も河合さんに教えてもらって、ようやく今の形になりました。今は正確さを大事にしつつ、“もっとスピードも上げなきゃな”という段階です。
植松さん:
最初はスピード重視でやっていたんですけど、途中から“正確さが先だな”と気づきました。今は“正確に、かつスピーディーに”の両方を意識しています。
河合さん:
端末を使って作業しているので、本来はミスしなくて済む仕組みなんですよね。
端末に出ている数量と実際に積んだ数量が合っているかの確認や、決められたやり方をちゃんと守ることがいちばんのミス防止です。
私も最初はミスがありましたが、その都度“どこで間違えたか”を振り返って、次から気をつけるようにしてきました。
関口FD:
最初のころは、教え方も現場ルールも統一されていなくて、パートさんたちの独自ルールとのギャップもあり、正直かなり大変でした。
今は“本社から落とし込まれた正式ルール”を軸に、朝礼での共有や、FD3名間での情報共有を徹底することで、だいぶ整ってきたと思います。
初めての人・学生さんを迎えるときに大事にしていること
― 初めての現場に来る人や、物流自体が初めての高校生・学生さんもいますよね。どんなことを意識していますか?
渡澤さん:
とにかく“優しく・丁寧に”ですね。初めての現場で不安なのは当たり前だと思うので、働きやすいように一つひとつ説明するようにしています。
植松さん:
学生さんにとってアルバイトって、“社会経験の最初の一歩”だと思うんです。
将来社会に出たときにも役立つように、コミュニケーションの取り方や、基本的な常識の部分も含めて伝えたいなと思っています。
エントリーで働く魅力は?
― 最後に、エントリーの派遣スタッフさんとしてこの現場で働いていて「良かったな」と思う瞬間を教えてください。
植松さん:
僕は本業とはまったく違う仕事をここでしていて、正直“すごく良いリフレッシュの場”になっているところもあります(笑)。
周りのスタッフとも距離が近くて居心地がいい。この現場を選んでいる理由はそこですね。
河合さん:
社員さんから『エントリーに行ってもらえてよかった』と言われる瞬間は、やっぱりうれしいです。作業内容もどんどん増えていって、任されることも多くなってきたので、チームとして成長している実感があります。
渡澤さん:
久しぶりに行った日に『おはよう!』と声をかけてもらえたり、残業後に『ありがとうね』と言ってもらえたりする瞬間がいちばんうれしいです。
“覚えていてもらえる”というのが、すごく励みになります。
関口FD:
この3人をはじめ、ほかのメンバーも含めて、本当に助けられています。
信頼して任せられるスタッフがいるからこそ、僕も安心してこの現場を任せてもらえている。
これからも一緒に、ここを支えていくチームであってほしいなと思っています。
