

4月。
新年度のスタートは、多くの企業にとって体制が大きく変わるタイミングです。
現場では学生スタッフの卒業や、新しく派遣登録をする人の増加など、人員の入れ替わりが一気に起こります。
さらにクライアント側でも担当者の異動や新体制のスタートなど、現場環境が変化することも少なくありません。
「人はいるのに、現場がうまく回らない」そんな瞬間が生まれやすいのも、この時期の特徴です。
実際に現場で働くスタッフとエントリーのFD(フィールドディレクター)に、新年度の現場のリアルについて話を聞きました。
一日限りの現場でも、そこにチームが生まれる
― 高野さんはエントリーで働き始めてどのくらいになりますか?
高野さん:
もう4年くらいになります。派遣で働くのはエントリーが初めてでした。
最初は派遣というと事務系の仕事が多いイメージだったんですが、実際には軽作業や仕分けなど、いろいろな仕事があることを知りました。
現場には学生やフリーター、主婦の方など、本当にいろんな方が集まります。
― 一日限りの仕事でも、現場の雰囲気はできるものですか?
高野さん:
そうですね。一日だけでも、その現場の中に“チーム”のような空気は生まれます。
仕事終わりに「また同じ現場で会えたらいいですね」という話になることもあります。
新年度の現場は“変化が重なる”
― 4月の現場はやはり特別なのでしょうか?
飯島さん:
かなり変わりますね。学生スタッフが卒業で一気に減るので、人員の入れ替わりが多くなります。
さらに4月は、初めて就業するスタッフも増えます。
川上さん:
クライアント側でも担当者が変わることがあります。
新しい担当者が現場の流れをまだ十分に把握できていない状態で業務が始まるケースもあるので、
そういうときはFDが現場の進め方を説明しながら進行することもあります。
現場の混乱を防ぐ“調整役”
― 正直、現場で”あるある”な「困ったエピソード」とかありますか?
高野さん:
ありますね。現場ってポジションによって負荷が違うことが多くて、
前工程が少し大変だったりすると、どうしても全体の流れに影響が出ることがあります。
ただ、それを直接「大変そうなので代わってください」とか、
「ちょっと遅いです」とは、なかなか言いづらいんですよね。
渡邉さん:
そこは、現場でもクライアント側でも言いづらいポイントだと思います。
だからこそ、自分たちが間に入って調整する役割だと考えています。
実際にあったケースでは、前工程が少し詰まっていた場面で、
別のスタッフに自然な形でポジションを調整させてもらいました。
「別の作業をお願いしたくて」といった形でお声がけすることで、
誰かに負担が偏ることなく、現場全体もスムーズに回すことができました。
― そうした状況の中で、FDはどんな役割を担っているのでしょうか。
川上さん:
クライアントの方から直接言いづらいことを、スタッフに伝える場面もあります。
例えば「この作業は別の人にお願いしたい」というようなケースですね。
そのまま伝えるとスタッフさんが戸惑ってしまうこともあるので、
「今日は別の作業をお願いしたくて」という形で、自然に配置を調整するようにしています。
渡辺さん:
作業の得意不得意も人それぞれなので、現場を見ながら配置を変えることもあります。
経験者の方と初めての方を組ませるだけでも、現場の安定感はかなり変わります。

新年度の現場では、人員の入れ替わりや初回就業者の増加、体制変更など、さまざまな変化が同時に起こります。
そのため、単に人数を確保するだけでは現場が安定するとは限りません。
エントリーでは、現場でスタッフをまとめるFD(フィールドディレクター)がクライアントとスタッフ双方の間に立ち、配置調整やコミュニケーションを行いながら、現場の円滑な運営を支えています。
変化の多い新年度だからこそ、現場を理解したサポート体制が力を発揮します。
